カラミティナイト −オルタナティブ−
「キャラクターイメージソングプレゼントキャンペーン実施!」というものを行うらしい。
正直、作品自体は結構好きな部類だったけど、「web上で『カラミティナイト −オルタナティブ−』を1〜2巻通読した上で褒めてくれた人」にっていう条件付けの部分はどうかと思った。
「買う価値なし!」とか言い切っちゃってるのは論外にしても、その人的には微妙っていうのもそれはそれで情報だし。
個人的には、特定のサイトの人と好き嫌いがあわないと、逆にその人が微妙といってる物をわざと狙って買ってみたりもするし。
とりあえず、作中で主人公が晒される状況に似通ってしまいそうな気もしてくるんだけど、どうなんだろう。
何か狙いがあるのかとか深読みしてしまいそうw
作品としては、その状況自体が決して似ているわけではないけれど、心境としては「地獄少女の一話」や「東京BABYLONの4巻あたりの話」をイメージするといい、かも。
という訳で、要は個人的に好きな部類の話ということになるわけで。
そういった外面と内面の差をどろどろっと描くような作品は結構好き。
えてしてそういった作品は、都市伝説めいたものを題材にすることが多いのでそういった意味でも。
1巻
導入部なんだけどやけに作中作を出してくるから、2次元への逃避か、2次元の現実への溢れでも起こすのかと思った。
(はてしない物語とか、ふしぎ遊戯みたいな)
テンポよく進む傍ら、キャラの心理描写が多方面から入るので状況の理解はしやすかった。
何をしているのか、はわかるけど、何でそうなってるのかはわからないある意味理想的な1巻だったと思う。
2巻
1巻に収まらなかった? 対決シーン。
正直、バトルシーンは微妙にどうでもよかったり。
他でも言われてるだろうけど、電圧・電流のVとAが逆だったのにちょっと受けた。
それはともかく、2巻になって1巻であまり触れられていない側の心理描写が細かくなって、行動と内面の移ろいを一気に読ませてもらった。
ただ、人形を拾うシーンあたりの場面の切替りだけは、何が何だか判らなくなった。
何のシーンなのかは分かるんだけど、どういった状況にいて誰の視点なのかが一読でわからず、何度か読み返したものの今一理解できず。
まぁ、その建物の情景・構造を把握しきれてないまま読み飛ばしてた自分が一因だろうけど。
カラミティナイト-オルタナティブ- (GA文庫 た 6-1)
- 作者: 高瀬彼方,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/01/15
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続刊に期待する傍ら、元のほうも探してみようかとな。
しかし、このペースで行くと最終的に町一つ位ふっ飛ばしそうな。
何人くらい死んでいくんだろう…。